期末試験が終わると夏休み!アウトドアで楽しみを満喫する人と、外の暑さにまいってしまって外出が億劫になる人もいると思います。そんな時こそ、読書のチャンスです!普段なかなか時間が取れなくて、本を読む機会がないという方、今年の夏は読書に時間を使ってみてはいかがでしょうか?今回は、読書に慣れていない人でも楽しんで読むことができるおススメの小説をご紹介します。
1.『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦・著
京都を舞台に繰り広げられる、冴えない男子大学生と黒髪の乙女(女子大生)との恋愛ストーリーです。偶然とは思えないようなシチュエーションの中での、主人公の奮闘ぶりが見事に描かれています。今年映画化もされるそうですよ。ぜひともご一読ください。
2.『キケン』有川浩・著
この本の著者・有川浩氏は、「図書館戦争」シリーズでも人気のある作家です。『キケン』とは、工科大学のサークル「機械制御研究部」(略してキケン)のことで、このサークルを舞台に理系男子の奮闘と青春が描かれます。女子でも楽しめるストーリー展開だと思いますよ!
3.『砂漠』伊坂幸太郎・著
こちらの作者は、仙台を舞台にした『ゴールデンスランバー』などでも有名ですよね。この『砂漠』も仙台が舞台となっています。社会=砂漠と表し、学生生活を謳歌する男女5人の大学生が、犯罪などに翻弄される非日常の世界が描かれています。
4.『不毛地帯』山崎豊子・著
社会派が読んでみたいという方には、山崎豊子氏の作品がおすすめです。この本は「戦争と商社」がテーマ。「商社に就職したい」「商社に憧れている」なんていう方は、読んでみてもいいですね。興味深い一冊になるのではないでしょうか?
5.『GOTH』乙一・著
今度はミステリーです。この本は、連続殺人犯の日記帳を拾うところからストーリーが始まります。人間の深層心理を描いたスリルが楽しめる一冊。ドキドキ、ハラハラ感がたまりませんよ。ぜひご一読ください。
6.『春琴抄』谷崎潤一郎・著
こちらの作品は同氏の著書の中でも特に、谷崎ワールドを堪能できる本だと思います。「愛と献身」をテーマとして描かれた純文学といえるでしょう。何度も映画化されています。魅惑の谷崎潤一郎の世界を知ってみるのもいいですね。
7.『ティーンズ・エッジ・ロックンロール』熊谷達也・著
ギターが大好きな主人公の高校生を中心に、宮城県の港町に住む十代の若者たちのストーリーになります。ちょっとほろ苦い青春ストーリーが楽しめますよ。
8.『永遠の0』百田尚樹・著
すでに読んだという人も多いのではないでしょうか?映画やドラマにもなっていますよね。かつて「海軍一の臆病者」という異名をつけられていた祖父の真実の姿を、孫の視点から描くストーリー展開になっています。涙せずにはいられません。
9.『ライ麦畑でつかまえて』J・D・サリンジャー・著
アメリカ文学の名作で、「若者のバイブル」なんて言われることもあります。ときは終戦直後のニューヨーク、高校を退学させられた主人公が、街をさまよって得た経験や感情、思想などが実直に描かれています。まだ読んだことがないという人は、ぜひ読んでみて。
10.『博士が愛した数式』小川洋子・著
こちらの作品は、80分しか記憶が持たないという元・数学博士と、家政婦とその息子の心温まるストーリーです。映画化もされましたよね。知的で、じんわり余韻の残る作品です。
今回は大学生のうちに読みたい本を10冊ご紹介しましたが、いかがでしたか?おもしろそう!と思った本は、早速書店や図書館に足を運んで手にとってみてくださいね。
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