来週は待ちに待った3連休がありますね。福岡では、毎年9月の中旬に「放生会」というお祭りが開催されます。
今回は、連休にぜひ家族や友人、恋人と訪れてほしい放生会についてご紹介します!
「放生会(ほうじょうや)」って?
放生会とは、もともと仏教の「不殺生」の教え、つまり生命あるものを殺してはいけない、自分だけでなく他の生命も生かす、大切に生きるという思想に基づいた神事です。人間が生きているのは、他の生き物のおかげであると感謝するお祭りだと言われています。日本各地で行われている放生会の中でも、最も盛大なのが、福岡市筥崎宮で行われるものです。
筥崎宮放生会は「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」お祭りです。その起源は「合戦の間多く殺生すよろしく放生会を修すべし」という御神託によるもので、千年以上続く最も重要な神事です。
引用:筥崎宮HP(http://www.hakozakigu.or.jp/omatsuri/houjoya/)より
今年の放生会は、9月12日(火)〜18日(月・祝)の10:00〜21:00頃まで開催されます。出店によっても営業時間は異なるので、あまり遅くに行くと店じまいしてしまうお店もあるかもしれません。なので、行くなら混雑を避けるという意味でも、日中明るいうちに楽しむことをおすすめします!
それでは、放生会の楽しみ方を見ていきましょう!
参道を埋め尽くす500を超える出店
放生会の1番の楽しみといえば、約1キロ続く参道の脇に立ち並ぶ、500を超える屋台!
普通のお祭りでも人気な金魚すくいやひよこ釣り、アトラクションでは射的やストラックアウト、食べ物ではいかやきやいちご氷などももちろんありますが、放生会でしか楽しめない独特の出店もあるのです。
亀すくい
もともと放生会では亀を放流する習わしがあった名残か、亀すくいが多く見られます。
1匹も救えなかったとしても、必ず1匹は連れて帰ることができると、小さな子どもにも大人気です。連れて帰った亀を育てることをきっかけに、命を大切にすることを再確認できたらいいですね。
見世物小屋
筥崎宮放生会でしか味わえない楽しみと言ったら、なんといっても見世物小屋。
最近では、お祭りではめっきり減ってしまった見世物小屋ですが、放生会では目玉企画の一つとなっています。内部は動画、写真ともに撮影禁止なので、何が見られるかは入ってからのお楽しみです。昭和のにおいが漂う外観の見世物小屋の入り口には、出し物のラインアップが張り出されています。怖いもの見たさに…というわけではありませんが、放生会に行った時には、ぜひ入ってみてほしい出店の一つです。
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