浴衣を着たい!と思っても自分では着ることができない…かといって美容室に駆け込むのはお金がかかる。そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。今回は1人で浴衣を着られるようになるためのコツをご紹介します!
浴衣を着るためには何が必要?
まずは浴衣を着るのに必要なものが揃っているか確認しましょう。
- 浴衣
- 浴衣用肌着
- 帯
- コーリンベルト
- 腰ひも
- 前板
浴衣の着方をマスターしよう!
浴衣の着付けの説明に入る前に前提として押さえておきたいのは、ヘアアレンジやメイクのタイミングです。基本的にメイクやヘアアレンジは、浴衣を着る前に済ませておきましょう。浴衣を着た後だと、化粧道具やワックスなどで浴衣が汚れてしまう可能性もあるので、要注意です。では、浴衣を着るときのポイントを紹介します!
1.浴衣を羽織るときは「背縫い」を意識!
「背縫い」とは浴衣や着物の後ろにある、布を縫い合わせるときにできた縫い目のことをいいます。背縫いが背骨に沿ってまっすぐになっている状態で着付けができると、着付けは美しいといわれます。なので、着物を着るときはぜひ背縫いを意識してみてください。
2.裾の長さはあえてずらす!
浴衣の裾はきちっとそろえたほうが良いと思われがちですが、あえて片方の裾を5cm程度上げるのが、コツです。裾を少しあげると、長時間歩くときに歩きやすくなる効果があります。花火大会や夏祭りでは出店をめぐって長時間歩くことも多いですよね。歩くことを見据えて対策をねるのは、お祭りを楽しむコツですので、ぜひおさえておいてくださいね!
3.コーリンベルトをつけるときの一工夫!
コーリンベルトは合わせを固定するために、左の身八つ口からいれて、下前の裾の方2センチくらいのところを挟むときに使います。このときに下前のおはしょりを斜めに折りあげると、胸元がすっきりとして見え、さらに着崩れの防止もできるのでおすすめです!
4.忘れがちな「伊達締め」は帯を結ぶ時に大活躍!
腰ひもをした上になぜ伊達締めをするの?と疑問に思う方も多いかもしれませんが、伊達締めが着付けの時に担う役割は大きく2つあります。1つは帯を巻いたときに着物の合わせがずれるのを防ぐため、もう1つはおはしょりをきれいに整えるためです。1人で着付けをするということは、もちろん帯も自分で形をつくりますよね。その場合、体の前で帯の形をつくり、後ろに回すという方法を取ります。その時にしっかりと浴衣を固定していないと、合わせがずれて着崩れしやすくなったり、首元がしまってしまったりする原因になります。なので、伊達締めは忘れずに締めるようにしてください!
この記事へのコメントはありません。