暖かくなってきましたね。
ポカポカ陽気の春が大好き!という人がいる一方で、いよいよ今年もアレと戦わなくては…と気が重い人もいるのではないでしょうか?
そのアレとは、ずばり「花粉」です。嫌なスギなどの花粉が、早い地域では1月から飛び始め、3~4月頃にピークを迎えます。
毎年花粉症に悩まされるというあなた、そろそろ対策を始めましょう!
そもそも、花粉症っていったい何?
花粉症の主な原因は、スギやヒノキなどの花粉によるアレルギー反応です。
体内に入り込んだ花粉を排除するためにIgE抗体が生成され、肥満細胞(マスト細胞)に付着します。そして、再び体内に花粉が入るとIgE抗体と結合し、化学伝達物質を放出するというメカニズムだそうです。この放出こそがアレルギー症状の元凶。
具体的な症状として、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが挙げられます。一種の防衛反応とはいえ、本当に辛いものです…。
また、花粉の飛散は地域や時期によって種類や量も異なるそうです。例えば、スギが少ない北海道では、シラカバやハンノキなど別の植物がアレルゲン(アレルギーの原因)となる可能性が高いといいます。ピークは5~6月。スギやヒノキだけではないのですね。
それに、以前はそこまで花粉症はひどくなかったのに、住む地域を変えた途端に重症になった…という話もよく聞きます。転居する場合、その地域の花粉状況も把握しておくとよいでしょう。
風邪と花粉症って、症状が似てるの?
毎年花粉症と戦っている人なら、症状をある程度予測できると思いますが、あまり自覚のない場合、風邪だと勘違いしてしまう人もいるそうです。
くしゃみが何回も立て続けに出たり、目にかゆみを伴うようでしたら、花粉症を疑ってみましょう。また、鼻水がサラサラしている、パンパンに鼻が詰まって息がしづらくなるなども、花粉による仕業である可能性が高いといいます。
明らかにいつもの風邪とは違うなと感じたら、どの部分に症状があるかを確認して、早めに耳鼻科や眼科を受診するといいでしょう。
毎年決まって花粉症になる場合は、症状がひどくなる前に、少しでも早いタイミングで医師の治療を受けるといいそうです。早めに治療しておくことで症状を軽減できるかもしれません。
また、ピーク時は病院もかなり混雑して、数時間待たされることだってあります。こういう時間のロスも、できたら避けたいことですよね!早め早めの対応は、いろいろな意味で功を奏しますよ。
いかがでしたか?
花粉症は、実は生活習慣や住環境なども原因にあるのではないかと言われています。
マスクをして外出する、帰ったら手洗いうがいを心がける、メガネなどで目を保護する、洋服や布団などにつく花粉に留意するなど普段の対策だけでなく、肉類やファーストフードに頼らないバランスのいい食事や、ストレスを溜めないなどきちんとした毎日を送ることも大切です。
花粉が大量発生する前に、今年こそ早めに手を打っておきましょう!
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